かつて「家」はその国の文化を代表するものでした。
しかしいつからか「家」は商品になり、建てやすく売れやすい、
同じような家ばかりが流通する時代になりました。
今、私たちが提案するのは、古民家が当たり前だった時代に建てられた家。
かつての文化人が住んだような日本の和洋折衷の家を
新築で現代に甦らせます。
本来、家はとても美しかった。
そして同時に、驚くほどの多様性があり、自由だった。
文化の息吹を感じるこの家で、本当の豊かな暮らしを手に入れてください。
和風と洋風。
一般的には相性が悪いとされるこの二つの要素ですが、住宅においては、実はそうでもありません。
それどころかむしろ、和と洋のコラボレーションによって独特の美が生み出されます。
明治から大正にかけてのモダンな建築家や文化人たちはそのことをよく知っていました。そして和洋折衷のハイブリッドな家を日本の各地に建てたのです。
「和洋折衷の家」が目指したのは、まさにそんな豊かな時代につくられた邸宅。
文化の香りに包まれた、とびきりの暮らしをあなたに。
この家は「完成直後が一番美しい家」ではありません。
また「変化のない家」でもありません。
プラスチックや石油製品を使わず、本物の自然素材ばかりを使っているため、その表情は時と共に変わっていきます。
私たちは、家というものは工業製品ではなく、一緒に時を過ごしていける「人の住まい」だと考えています。
子供が傷をつけた、何かをこぼしてシミになった、そんな出来事も、本物の木なら優しく記憶してくれます。
まるで古民家のように人の自然体の暮らしを受け入れてくれる。
私たちはそれこそが本来の「住まい」であり、本当に住みやすい家だと考えます。
天然の木材、漆喰、木製建具…
集成材やビニールクロスなどを一切使わず、本物の自然素材だけを使うということは、それを扱える職人がいるということ。
家づくりが工業化し、今や激減してしまった日本の職人ですが、私たちはそれぞれの分野で熟練の職人を抱えています。
宮大工をはじめ、左官屋さん、建具屋さんなどが、伝統の技をふるって建てた家。
そんな人の手がつくる、世界にも誇れる日本の家です。
古き良き時代の家をつくるといっても、私たちは懐古主義ではありません。
現代に培われた技術を盛り込み、高いスペックを備えた、あくまでも現代の住宅です。
「和洋折衷の家」は耐震等級3、断熱等級5相当(ZEH基準)であり長期優良住宅の条件を十分クリアする仕様となっています。
見た目は普通の座敷ですが、実は書院には上下2台のエアコンが仕込まれ、冬には床下エアコンによって各部屋にある通気口から暖かい気流が届きます。
また縁側の窓もペアガラスの通常サッシ+木製建具のインナーサッシが組み合わさって冷気を防いでくれます。
家が工場でつくられるようになったのと同様、家具と建具もまた工業で生産される製品となりました。
その結果、やはりどれも似たようなミニマルなものになり、家具・建具からも文化の匂いが消えてしまいました。
そこで私たちは、せっかく家を復刻させるのだからと、家具や建具も新しくつくることにしました。
この家にこそ合うキッチンを。この家のリビングに相応しいソファを。真鍮の握り玉がついた美しいドアを。
食器棚、収納カウンター、TVボード、カフェテーブル、障子や欄間にいたるまでオリジナルでご用意しています。
家具と建具は、この空気感をつくりあげてくれる主役です。
どんなにいい家を建てても、家はあくまでハコであり、実際の空間は住む人のセンスに大きく左右されます。
雑誌やSNSで見つけた素敵な家、憧れるムード、それを自分の力で一から再現するのはなかなか難しく、時間もかかります。
けれどこの「和洋折衷の家」に関してはそんな心配はいりません。
なぜならこのお家は基本的にすべてセットになった規格住宅だからです。
ご希望の方には、家具や建具はもちろん、ライトや金物一つに至るまで、モデルハウスで見たままの空間をお届けすることが可能です。
そこまでして初めて、私たちのやりたかったことと、皆さまの欲しかったものが、ようやく一致するのだと思っています。
「和洋折衷の家」は規格住宅です。
この家の世界観を100%味わっていただける
8つのベースプランをご用意しました。
ご夫婦などが、余裕のある敷地に建てることを想定した、住みやすい平屋プランです。
二地域居住や別荘、終の棲家などに使って頂けるようなコンパクトな間取りになっています。
菰野町のモデルハウスはこのプランのモデルとなっていますので、ご来場頂くと実際の空間を体験することができます。
延床面積:約24坪
PLAN01をベースに、人数が増え、四人家族で暮らすことを想定した平屋プランです。
PLAN01に比べて子供部屋が二間、寝室が一間、そして収納が増えています。
一家族が生活するのに充分な広さです。
こちらも同じく敷地に余裕がある方におすすめします。
延床面積:約34坪
PLAN02を南入りにしたものです。
PLAN02に比べて間取りの配置が変わっていますが、基本的な広さはほぼ同じです。
玄関とDKに大きめの収納がついたのと、トイレの位置が大きく異なります。
延床面積:約34坪
PLAN03・04の四人家族という構成は維持しつつ、一部屋減らして収納を増やしたプランです。
PLAN03・04よりも部屋数は減っていますが、その分収納が増えていますので、延床面積はそれほど変わりません。
三人家族であれば一部屋を寝室に、四人家族であればご夫婦は和室を寝室としてお使い頂くという想定です。
延床面積:約32.5坪
PLAN04を南入りにしたものです。
各部屋の広さはPLAN04とほぼ変わりませんが、リビングと脱衣所が少し狭くなり、延床面積は若干小さくなっています。
なお、これらはベースプランですので、もっと収納が欲しい、もう少し広くしたい、といったご要望にも対応可能ですのでご安心ください。
延床面積:約31.5坪
こちらは二階建てで、一般的な住宅地に建てることを想定したプランです。
住宅地の敷地でも「和洋折衷の家」の空気感を再現できる間取りとなっています。
こちらは南入で、40坪前後の土地に建築可能です。
延床面積:36坪(建坪約19坪)
PLAN06の南入の玄関を西側から東側に設定したプランです。
階段位置が変わるため、PLAN06の2Fの間取りとは大きく変わっています。
また2Fにはぜいたくな縁側がついています。この縁側はプランを問わず設計可能です。
延床面積:36坪(建坪約19坪)
一般的な住宅地に建てることを想定したプランです。
こちらは北入で、同じく40坪前後の土地に建築可能です。
南入に比べ、1Fの収納が少し減り、かわりに縁側が回っています。
延床面積:35坪(建坪約19坪)