トータルアシストプラン株式会社 代表取締役
堤 久夫
高校・大学で建築を学んだ後、社寺・数寄屋建築で知られる菊池建設に入社。京都勤務時代に本格的な和風建築を修業したことが現在に至るまでの根幹となる。
2002年、トータルアシストプランを設立。これまで新築・リフォームを含めて550組を超える施主に多彩な住まいを設計。趣味の茶道裏千家は指導も可能な茶名を取得。
一級建築士、一級施工管理技士。
皆様、はじめまして。堤と申します。
この「和洋折衷の家」の企画は、TAP(トータルアシストプラン)という私の会社の新機軸として、GreeQue大原さんと一緒に立ち上げたものです。
二人に共通した思いは「本物の家をつくる」ということ。本物、と簡単に言いますが、熟練の職人の技術も、天然の素材も、個性あるデザインも、今となっては
たいへん希少なものになってしまいました。けれど今ならまだ間に合う。職人も、素材も、揃っている。そう思って、遠くのゴールを目指して走りました。
この企画が立ち上がった時、大原さんに「ちゃんとした和室を設計して欲しい」と言われてものすごく嬉しかったことを覚えています。それは私の会社だからこそできる仕事だと思ったからです。
そうして完成した「和洋折衷の家」は現代の住宅シーンでは滅多に目にすることのない、職人の「腕の見せ所」がたくさんつまった、伝統文化が息づく家となりました。
この家は決して消費されることはなく、50年、100年と、時が経てば経つほど輝く家となっていくでしょう。
そしてまた次の世代に受け継がれていく、文化と技術の結晶なのです。
和洋空間デザインGreeQue 代表
大原 鉄平
2009年、大阪の広告デザイン事務所を退所しデザイナーとして独立。
2015年、自宅として購入した築100年の古民家リノベーションをきっかけに数々の古民家再生事業に関わる。
2018年より古民家ポータルサイト「クロニカ」を運営。
2023年に空間デザインGreeQueを立ち上げ、「和洋折衷の家」の企画デザインを担当。間取りプランをはじめ、内装・家具・建具などのデザインを行う。
古民家鑑定士一級。
10年ほど前に、自分の家を建てようと思った時、あまりにも選択肢が無いと感じました。
どのパンフレットを見ても、目に入ってくるのは戦後流通した「新建材」、つまりアルミサッシやビニールクロスやクッションフロアやフラッシュドアといった、工場で大量遺産される商品で固められた、伝統の面影も文化の香りもない、無機質な家々だったからです。
古い家が好きだった僕は、現代の住宅業界には自分が好きになれそうなものが無いと思い知り、新築を諦め、消去法で古民家を選びました。
当時の僕は、そんな家を新築で建てられるなんて思ってもいませんでした。しかし堤さんに出会い、いろんなことを学ばせて頂いているうちに、それが可能だということに気付き、このプロジェクトがスタートしました。
そうして完成したこの「和洋折衷の家」は、まさに当時の僕が思い描いていた理想そのままの家です。この家は、僕が欲しかった、建物の豊かな文化が息づいていた時代の家を現代に復刻させたものになります。
ぜひモデルハウスにお越し頂き、日本と西洋の文化がミックスされたこの独特の空気感、特別な雰囲気を味わってください。
こんな新築の家は日本のどこを探してもないと思います。